hk miscellaneous notes

登山と旅行と日本酒と、あと色々雑記帳

【ネパール】アイランドピーク登頂(往路③:ディンボチェ~アイランドピークB.C)

Day 6 Dingboche

規則正しく5:30に起床。朝からヘリの音が頻繁に聞こえる。高山病でルクラまで運ばれる人が多い。この日もディンボチェにステイ、標高5,000mほどの近くの山に登って高度順応。


8:30頃にロッジを出発。2時間かけて700mほど登る。登っている途中にもヘリが何往復もしていた。
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途中の休憩時にザックに止まった蝶。
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頂上からの眺めは気持ちがいい。
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ロッジに戻り昼食。ウェーイwwwが鬱陶しいので食堂ではなく厨房内でガイドと一緒に食べることに。あまり見ることができないロッジの裏側。
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ここでロッジの主からウェーイに関する衝撃的な事実が。彼らが雇っていたポーターが1人を残して下山してしまったらしい…


10人以上の登山客に対して雇っているポーターがわずか3人。かつ、最終目的地はエベレストB.Cと決めているものの道中の計画は行き当たりばったり。
ポーターとしては行き先を決めてもらわないと荷物を運べない上に、英語を話せないポーターは割と多いため、業を煮やしたポーターがキレて今朝下山したとか。


そんな事ってあるの?ってガイドに聞いたら「色々な国から色々な人が来るけどここまで酷いのは滅多にない」って。
というか残されたポーター1人は悲惨だな。こんな高地にフリーのポーターなんかいるわけないし、どうやってエベレストB.Cまで行くのかね。知らんけど。


みたいな事を話しながら昼ごはん。ネパール風の焼きそば、チョウミン。美味しい。
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午後は何もすることが無くなったので、15時過ぎにガイドを誘ってカフェっぽい店に行ってお茶をごちそう。
自分は久々にコーヒーを飲んだ。「え?コーヒー飲むの?大丈夫?」ってガイドに言われた。別に高山病でもないし平気っす。
こんな高地でも子供達は元気に遊んでいる。
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夕ご飯は例によってダルバート。ウェーイは皆テンションが低い。明日からどうしようとか憔悴気味な感じ。


あなたポーター?って聞かれた。日焼けしてだいぶネパール人っぽくなってるけど違うし。対応がめんどくさいので今日もさっさと寝ることに。


…なぜか眠れない。いつもは21:00にはぐっすりなのに目が冴えて眠れない。


…もしかしてコーヒーのカフェイン?「コーヒー飲むの?大丈夫?」ってこういう意味かよ!最初に言ってよ。4,000m超えたらコーヒーは避けましょう。


Day 7 Dingboche to Chhukung

今日は標高4,700mのチュクンまで移動。挨拶がてら、よく眠れた?とガイドが聞いてくるのでコーヒーのせいであまり眠れなかったと答えると「でしょ!15時過ぎたらコーヒー飲んじゃダメだよ」


ってそういうのは先に言ってね。


ダラダラと高度を上げながら歩いていく。
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正面にはアイランドピークが見えてくる。数日後にはあの頂上にいるんだろうか。
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3時間ほど歩くとチュクンに到着。4,700mのロッジの割にはとても大きく綺麗。というか今までの中で一番綺麗。
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昼前に到着してしまったのでここで昼食。これはシェルパシチュー。ダルバートの野菜+ショートパスタをぶち込んだとろみのあるスープみたいな感じ。食欲がない時でも食べられそうなメニュー。
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午後は近くの山のふもとで30分ほどユマールの使い方講習。そのあとアタックに必要な用具の一部をロッジでレンタル。借りたのはヘルメットとピッケル、ザイルとユマール。


夕食はお決まりの。ここのダルバートは結構美味しい!食後はお湯を貰って部屋に戻り、ダラダラした後に就寝。ちなみにお湯はネパール語で「タトパニ」。
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Day 8 Chhukung to Islandpeak B.C

相変わらず天気が良い。アタックまではこの天候が続いてほしい。スイスの時は散々だったから…
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朝食をとってから11時頃までダラダラ過ごし、早めの昼食をロッジで済ませてアイランドピークB.Cに移動。
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アイランドピークB.Cは標高5,200mほどに設営されている。これより400m程上にハイキャンプがあり、そこを経由してピークを狙うパーティーもいるが今回はB.Cから一気にピークを狙う作戦。テントは一人で使う分には十分すぎるほど広い。温かい飲み物がいつでも飲める食堂もありドクターも常駐しているようで、想像以上に設備が整っている。
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B.C付近にいっぱいいた鳥。名前は知らない。
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夕食はポップコーンとスープと焼き飯(焼き飯は写真撮り忘れ)。お腹一杯だけど明日のためのエネルギーと思って頑張って食べた。
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とうとうここまできた。あと12時間後にはアイランドピーク頂上(のはず)。