hk miscellaneous notes

登山と旅行と日本酒と、あと色々雑記帳

【ネパール】アイランドピーク登頂(往路④/復路①:アイランドピーク~チュクン)

Day 9 Islandpeak Summit

AM0:00起床。夜食として出されたインスタントヌードルを胃に詰め込み、パンとスナック、ジュースが入った弁当箱をザックに入れて0:30に出発。


写真ではイマイチ分かりづらいが外は満天の星空、この天気が続けは快晴が期待できそう。
f:id:hk-trekker:20180624115331j:plain



…ここから頂上までは写真を撮る余裕がほぼなく、ご容赦を…



出発したB.Cから頂上まではざっくりこんなルート。(標高はおおよその参考値)


5,200m~5,400m:通常の登山ルート、ガレ場も特になし


5,400m~5,600m:ガレ場、ルンゼあり。5,600m付近にはハイキャンプ


5,600m~5,800m:岩尾根伝いに標高を上げていく。5,800m付近に雪面の広場があり、ここでアイゼン・ハーネス装着の上ガイドとアンザイレン


5,800m~5,900m強:雪庇を避けながら山頂の稜線直下まで移動。途中大きなクレバスをハシゴで通過、慎重を要する。ハシゴ通過はこんなイメージ。
f:id:hk-trekker:20180624120017j:plain


ここだけガイドが撮ってくれた写真が一枚だけ。稜線直下までの移動はこんな感じ。
f:id:hk-trekker:20180624120103j:plain


5,900m強~頂上:斜度50度、200mの壁を一気に登る。FIXロープが張られておりユマールを使うので難易度的には高くない。その後稜線伝いに100m上がれば頂上



雪山登山経験があれば基本問題ないんだが、酸素濃度が下界の半分なので最後のロープセクションが精神的にきつい…





あと100m…






あと50m…






あと10m…










8:10、念願のアイランドピーク頂上を踏む。
f:id:hk-trekker:20180624120227j:plain




青と白の世界。今まで見た中で最高の景色!!アマダブラムがあんなところに!!
f:id:hk-trekker:20180624115850j:plain


6,200m近くにいるのに、更に上にそびえ立つローツェ。スケールが違いすぎる!!
f:id:hk-trekker:20180624115913j:plain


頂上はそれほど広くなく、他のパーティーに場所を譲ってもらいつつ登頂記念撮影。
f:id:hk-trekker:20180624120124j:plain
f:id:hk-trekker:20180624120151j:plain


自分をここまで引っ張ってくれたクライミングガイド、Dhankmar Tamang。彼がいなければここまでこれなかった。
f:id:hk-trekker:20180624120337j:plain


そして山頂での写真が無いとネパール政府(正確にはNepal Mountaineering Association)から登頂証明書が発行されないので必ず写真を残すようにしましょう。



15分ほど滞在の後下山を開始。稜線を下り、200mの壁の上に到達。登山パーティーと下山パーティーでFIXロープの奪い合いが発生しており渋滞気味、下からパーティーが登ってくるのを待つことに。





…眠い。





…ものすごく眠い。体が動かない。シャリバテ?行動食として持ってきたどら焼きとブドウ糖を口に放り込みテルモスに入っているお湯を飲む。ハンガーノックならこれでイケるはず。




…が、やっぱり眠い。何かがおかしい。懸垂下降中のピッチ間でもビレイがもたつく。





200mの壁を何とか降りきって歩こうとするも、まっすぐ歩けない。





もしや高山病?と思うも眠いし視界もぼやけるし…気づいたら雪面に転がっていた。寝るな!!とガイドに叩き起こされた。
その時たまたま付近にいたガイドの知り合いが心配してくれて温かいオレンジジュースとビスケットをくれた。その気持ちも嬉しく少しだけ元気になった気がしたので、自分が背負ってたザックをガイドに預け(ガイドのザックは500RSでガイドの知り合いに運んでもらい、後で自分が500RSを支払った)
空身でフラフラになりながらも高度を下げていく。5,600mくらいまで降りてきた時点で、頭痛+吐き気の「普通の高山病」になった。




何とか自分の足でB.Cまで到着したのは14時。B.Cではスープをテントに運んでもらい、少しだけ飲んで1時間ほど寝た。
頭痛はするものの普通に歩ける程度には回復したので、今日中にチュクンまで移動することに。何だかんだで今日は15時間くらい歩くことになるぞ。





幸運にも(?)これが初めての高山病。しかも症状が「強い眠気」「判断力の極端な低下」「まっすぐ歩けない」…発症したのが下りで良かったなこれ。もしHACEとかだったら洒落にならない。ガイド曰く、ちょっとひどいAltitude Sicknessだったと。あのまま動けなくなっていたら担いで降りることも考えたと言われた。5,000mまではバッチリ順応していたんだけどなぁ。道中の水分摂取が足りなかったか。



3時間弱かけてチュクンのロッジに到着したのは夕方頃。夕食を食べる元気もなく、そのままベッドにバタンキュー。

【ネパール】アイランドピーク登頂(往路③:ディンボチェ~アイランドピークB.C)

Day 6 Dingboche

規則正しく5:30に起床。朝からヘリの音が頻繁に聞こえる。高山病でルクラまで運ばれる人が多い。この日もディンボチェにステイ、標高5,000mほどの近くの山に登って高度順応。


8:30頃にロッジを出発。2時間かけて700mほど登る。登っている途中にもヘリが何往復もしていた。
f:id:hk-trekker:20180624111105j:plain


途中の休憩時にザックに止まった蝶。
f:id:hk-trekker:20180624111151j:plain


頂上からの眺めは気持ちがいい。
f:id:hk-trekker:20180624112223j:plain
f:id:hk-trekker:20180624112249j:plain
f:id:hk-trekker:20180624111303j:plain


ロッジに戻り昼食。ウェーイwwwが鬱陶しいので食堂ではなく厨房内でガイドと一緒に食べることに。あまり見ることができないロッジの裏側。
f:id:hk-trekker:20180624111941j:plain


ここでロッジの主からウェーイに関する衝撃的な事実が。彼らが雇っていたポーターが1人を残して下山してしまったらしい…


10人以上の登山客に対して雇っているポーターがわずか3人。かつ、最終目的地はエベレストB.Cと決めているものの道中の計画は行き当たりばったり。
ポーターとしては行き先を決めてもらわないと荷物を運べない上に、英語を話せないポーターは割と多いため、業を煮やしたポーターがキレて今朝下山したとか。


そんな事ってあるの?ってガイドに聞いたら「色々な国から色々な人が来るけどここまで酷いのは滅多にない」って。
というか残されたポーター1人は悲惨だな。こんな高地にフリーのポーターなんかいるわけないし、どうやってエベレストB.Cまで行くのかね。知らんけど。


みたいな事を話しながら昼ごはん。ネパール風の焼きそば、チョウミン。美味しい。
f:id:hk-trekker:20180624112004j:plain


午後は何もすることが無くなったので、15時過ぎにガイドを誘ってカフェっぽい店に行ってお茶をごちそう。
自分は久々にコーヒーを飲んだ。「え?コーヒー飲むの?大丈夫?」ってガイドに言われた。別に高山病でもないし平気っす。
こんな高地でも子供達は元気に遊んでいる。
f:id:hk-trekker:20180624112057j:plain


夕ご飯は例によってダルバート。ウェーイは皆テンションが低い。明日からどうしようとか憔悴気味な感じ。


あなたポーター?って聞かれた。日焼けしてだいぶネパール人っぽくなってるけど違うし。対応がめんどくさいので今日もさっさと寝ることに。


…なぜか眠れない。いつもは21:00にはぐっすりなのに目が冴えて眠れない。


…もしかしてコーヒーのカフェイン?「コーヒー飲むの?大丈夫?」ってこういう意味かよ!最初に言ってよ。4,000m超えたらコーヒーは避けましょう。


Day 7 Dingboche to Chhukung

今日は標高4,700mのチュクンまで移動。挨拶がてら、よく眠れた?とガイドが聞いてくるのでコーヒーのせいであまり眠れなかったと答えると「でしょ!15時過ぎたらコーヒー飲んじゃダメだよ」


ってそういうのは先に言ってね。


ダラダラと高度を上げながら歩いていく。
f:id:hk-trekker:20180624112502j:plain


正面にはアイランドピークが見えてくる。数日後にはあの頂上にいるんだろうか。
f:id:hk-trekker:20180624112541j:plain


3時間ほど歩くとチュクンに到着。4,700mのロッジの割にはとても大きく綺麗。というか今までの中で一番綺麗。
f:id:hk-trekker:20180624113243j:plain


昼前に到着してしまったのでここで昼食。これはシェルパシチュー。ダルバートの野菜+ショートパスタをぶち込んだとろみのあるスープみたいな感じ。食欲がない時でも食べられそうなメニュー。
f:id:hk-trekker:20180624112753j:plain


午後は近くの山のふもとで30分ほどユマールの使い方講習。そのあとアタックに必要な用具の一部をロッジでレンタル。借りたのはヘルメットとピッケル、ザイルとユマール。


夕食はお決まりの。ここのダルバートは結構美味しい!食後はお湯を貰って部屋に戻り、ダラダラした後に就寝。ちなみにお湯はネパール語で「タトパニ」。
f:id:hk-trekker:20180624112921j:plain


Day 8 Chhukung to Islandpeak B.C

相変わらず天気が良い。アタックまではこの天候が続いてほしい。スイスの時は散々だったから…
f:id:hk-trekker:20180624113057j:plain


朝食をとってから11時頃までダラダラ過ごし、早めの昼食をロッジで済ませてアイランドピークB.Cに移動。
f:id:hk-trekker:20180624113347j:plain


アイランドピークB.Cは標高5,200mほどに設営されている。これより400m程上にハイキャンプがあり、そこを経由してピークを狙うパーティーもいるが今回はB.Cから一気にピークを狙う作戦。テントは一人で使う分には十分すぎるほど広い。温かい飲み物がいつでも飲める食堂もありドクターも常駐しているようで、想像以上に設備が整っている。
f:id:hk-trekker:20180624113552j:plain


B.C付近にいっぱいいた鳥。名前は知らない。
f:id:hk-trekker:20180624113419j:plain


夕食はポップコーンとスープと焼き飯(焼き飯は写真撮り忘れ)。お腹一杯だけど明日のためのエネルギーと思って頑張って食べた。
f:id:hk-trekker:20180624113628j:plain


とうとうここまできた。あと12時間後にはアイランドピーク頂上(のはず)。

【ネパール】アイランドピーク登頂(往路②:ナムチェ~ディンボチェ)

Day4 Namche to Deboche

ナムチェから次の目的地へ。予定では標高3,860mにあるタンボチェまで移動するとのこと。昨日同じ標高まで登っているので問題ないはず。


ナムチェから少し歩くと昨日見られなかったエベレストとローツェが!「地球の歩き方 ネパール」の表紙絵のアングルとほぼ一緒。
f:id:hk-trekker:20180615153925j:plain


この山はタムセルク。標高は6,623m。
f:id:hk-trekker:20180621232118j:plain


ヒマラヤ登山やトレッキングの話題になると出てくるワード、「シェルパ」。聞いた事ない!という人はあまりいないでしょう。
ヒマラヤのポーター=シェルパだと思っている人がたまにいますが、シェルパは高地に住む少数民族の名前。
そしてネパール人の苗字は民族名なので、フルネームを聞くと民族名がわかる。なのでシェルパ族の人はみんな〇〇〇 Sherpa。
ちなみに自分のガイドとポーターはどちらもタマン族、苗字はTamang。タマン族はルクラの辺りに住んでいる民族らしい。



目的地タンボチェに到着…が、宿が一杯のため更に30分ほど進んだデボチェまで移動。タンボチェは大きな寺院があることで有名。
f:id:hk-trekker:20180621232155j:plain


天気も少し微妙なので急ぎ気味に移動、宿泊地へ到着。到着後しばらくしたら雪が降り始めてきた。
f:id:hk-trekker:20180621232549j:plain


ここのロッジで、カトマンズ空港で合った日本人グループと偶然再会。コーヒーに緑茶、味噌汁まで頂いてしまった。ありがたい。
日本人グループのうち1名は10年ほど前にチベット経由でエベレストにチャレンジしたが、頂上まであと100mという所で登頂を断念したとのこと。
その時に同行していた人は頂上まで行ったそうだが、頂上で亡くなってしまったらしい…何ともすごい話で。
じゃあ今回頂上に行けたらその人に会える事になりますね、と言ったらそうなりますねぇーと笑っていた。無事に登頂して帰ってこれる事を願う。

ここのロッジからはWi-Fiプリペイドカードを購入する方式がほとんど。200MBで600Rs。でも夕食時はほとんどつながらない。


夕食はやっぱりダルバート。ここのダルバートは正直イマイチ。豆スープの味がしない…灰色のお湯だと思って飲むことにした。
f:id:hk-trekker:20180621232528j:plain

Day 5 Deboche to Dingboche

デボチェから標高4,400mのディンボチェに移動。いつも通り7:30に朝食をとり8:30に出発。ゆっくり睡眠もとれており体調は万全。


途中でアマ・ダブラムが眼前に迫る。
f:id:hk-trekker:20180621232706j:plain


日本語に訳すと「母の首飾り」。標高6,856mのとても美しい山で、ネパールでも人気が高い。日本でいう槍ヶ岳
ガイド曰く、難易度はエベレストより上。登ったことはあるそうな。アイランドピークの次はアマダブラムに登ろう!と言われた。


物事には順序というものがあるでしょうよ…

特に苦も無くディンボチェへ。今日の宿はこちら。
f:id:hk-trekker:20180621232955j:plain


ロッジでお茶でも飲もうと思ったら、20代の東欧系若者軍団(10名以上)が大声で騒いでおり全く落ち着かない。ここに2泊かぁ…しんどいなぁ…
部屋は今までの中で一番質素。まぁ贅沢は言うまい。
f:id:hk-trekker:20180621233022j:plain


なぜかトイレの数は充実していた。シャワーもあったが使わず。例の若者軍団がテンションMAXでシャワー浴びていた。うるさい。


晩飯はもちろんダルバート。昨日のよりは美味い。でも例の軍団が完全にロッジを占拠してウェーイwwwみたいな感じなので、とっとと部屋に戻って耳栓して就寝。
f:id:hk-trekker:20180621233110j:plain

【ネパール】アイランドピーク登頂(往路①:ルクラ~ナムチェ)

2018年4月9日、ルクラ。ここからアイランドピークまでの長い旅が始まる。
f:id:hk-trekker:20180621225739j:plain





Day 1 Kathmandu to Phakding

さかのぼること1日、4月8日にカトマンズ入り。翌朝5時からカトマンズの空港でルクラ行きの飛行機をチェックイン、6時発の飛行機に備える
f:id:hk-trekker:20180621231029j:plain


…はずが待てども待てどもチェックインできず、やっとチェックイン出来たと思ったら対象の飛行機が何時に飛ぶかもわからない。
結局3時間以上遅れて飛行機は出発、10時過ぎにルクラに到着。
そんなグダグダのさなかカトマンズの空港で日本人のグループに出会った。話を聞くとそのうち一人は去年アイランドピークに登頂し、今年はエベレスト登頂を目指しているとの事。

ガイドとはカトマンズから一緒に飛行機で移動、ルクラでポーターと合流。自分を含めて計3名でスタート。
ちなみにルクラの空港は、滑走路が異常に短い上に坂になっており、なおかつ山特有のコロコロ変わる気候のせいで世界一危険な空港と呼ばれているらしい。


今回の計画は…
行きはルクラ~パクディン~ナムチェ~タンボチェ~ディンボチェ~チュクン~アイランドピークB.C~山頂。ナムチェとディンボチェで高度順応のために2泊。
帰りはアイランドピークB.C~パンボチェ~ナムチェ~ルクラ。

1日目のゴールはルクラから3時間ほど移動した所にあるパクディンという村。スタート地点のルクラは標高2,860mでパクディンは2,610mなので基本は下り、割とあっさり到着。

ロッジは簡素ながらも想像以上に清潔。
f:id:hk-trekker:20180621231106j:plain


夕食はネパールの代表的な料理、ダルバート。ロッジで出てくるダルバートは大体ごはん(バート)、豆スープ(ダル)、カレースパイスで炒めた野菜(タルカリ)、青菜炒め(サーグ)の組合せ。そしてこの日からほぼ毎晩ダルバート
f:id:hk-trekker:20180615135958j:plain

Day 2 Phakding to Namche

7:30頃に朝食をとり8:30にロッジを出発し目的地のナムチェへ。ルートとしては2,600~2,800mの標高を登り下りしながら移動した後少し下り、一気に3,440mのナムチェまで急登。
道中には桜も。なんだか得した気分。
f:id:hk-trekker:20180621225916j:plain


途中にはサガルマータ国立公園の入場ゲートがあり、ここで手続きを済ませる必要がある。こういった煩雑なオペレーションは全てガイドが対応してくれるので非常に楽。
f:id:hk-trekker:20180621231137j:plain


急登の手前に大きなつり橋が。下段の吊り橋は古いもので今は使われていない。
f:id:hk-trekker:20180621230007j:plain


吊り橋通過後に振返った景色。なかなかの高度感。
f:id:hk-trekker:20180621230046j:plain


ナムチェ手前にもチェックポイントが。何のチェックなのかはガイド任せなので正直よくわからず…
f:id:hk-trekker:20180621230142j:plain


ナムチェ到着!夕食まで時間があるのでロッジに荷物を置いて散歩に。ここのロッジも結構綺麗。
f:id:hk-trekker:20180621231332j:plain


日用品から登山用具、カフェに床屋にATMに両替商、3,400mの村とは思えないほど色々揃っている。ノースフェイス(正規店)もある。
f:id:hk-trekker:20180621230225j:plain
f:id:hk-trekker:20180621231406j:plain
f:id:hk-trekker:20180621231200j:plain


セブンイレブンだってある。
f:id:hk-trekker:20180615140134j:plain


夕食はダルバート。ここのダルバートはカレースパイスが効いていて、なかなか美味。
f:id:hk-trekker:20180621231223j:plain


ダルバートはご飯・スープ・野菜は基本お代わり自由。カトマンズのレストランだろうが山奥だろうが一緒。というか何も言わないと勝手にどんどん皿に入れてくる。
おなか一杯の時は「プギョ」(「ギョ」にアクセント)と言えばOK。

Day 3 Namche (Stay)

3日目も高度順応のためナムチェにステイ。この日はナムチェから2時間程度歩いた富士山ほどの標高にあるエベレスト・ビュー・ホテルに散歩。
途中、ニジキジと呼ばれるネパールの国鳥に遭遇。写真だと小さすぎてわからない…
f:id:hk-trekker:20180621231557j:plain


ホテルの名前の通りエベレストが望めるホテルなんだけど雲がかかっておりエベレストもローツェも見えず。エベレストは明日以降かなー
f:id:hk-trekker:20180621231521j:plain

エベレストは見えなかったが日暈が見えた。
f:id:hk-trekker:20180621231650j:plain


ホテルからの帰りに撮影したナムチェ。すり鉢状に村が形成されていることがよくわかる。
f:id:hk-trekker:20180621231803j:plain


ロッジに戻ってきても何もすることがなく暇なので村をブラブラと散歩、夕食に再びダルバートを食べてさっさと就寝。

11th Aug. 2017, Zermatt Day7

最終日。


7:30にはチェックアウト。


とても悔いの残る旅行だった。またいつの日か、ツェルマット。
f:id:hk-trekker:20180514115940j:plain


電車でジュネーブ空港まで移動。
f:id:hk-trekker:20180514120007j:plain


ジュネーブ→フランクフルト→上海→成田というロングフライト。マイルでチケット確保したらこうなってしまった…

ジュネーブからフランクフルトまでは一時間ちょっと。それでも軽食でました。

フランクフルト到着時にトラブル発生。上海行きの飛行機が6.5時間遅延しているとのこと。まじすか。
6.5時間遅延したら上海でのトランジット間に合わないっつーの。

翌日に用事もあり早く帰りたいからルフトハンザのサービスデスクで交渉した結果、空きのある別航空会社の便に振り替えてもらいました。振り替えた別便はJALのフランクフルト~成田便。直行便になって帰国時間早くなった。不幸中の幸いとはこのことか。しかも後付けでJALのマイルも登録できました!

でも、荷物大丈夫かな…当初はスターアライアンス系列の航空会社で荷物は上海でピックアップ予定だったのが、One World系列の航空会社に変わるうえにピックアップ先も成田になるという離れ業。こりゃロストするかもねー。

というわけで振り替え先のJALサクララウンジで一休み。
急に日本人率高くなった。そしてどうでもいいけどラウンジのソファーで歯磨きとかやめてほしい。なんで化粧室でしないんだろう。
f:id:hk-trekker:20180514120101j:plain


ラウンジでしばらく時間をつぶして飛行機に搭乗。JALビジネスクラスは初です。
行きは頭痛がひどくて何も楽しめなかったので帰りは食って飲みまくってやる!!
f:id:hk-trekker:20180514120125j:plain
f:id:hk-trekker:20180514120156j:plain
f:id:hk-trekker:20180514120228j:plain
f:id:hk-trekker:20180514120253j:plain
f:id:hk-trekker:20180514120328j:plain
f:id:hk-trekker:20180514120359j:plain


成田で無事荷物もピックアップ。またいつか会おう、ツェルマット。

10th Aug. 2017, Zermatt Day6

8月10日 雨

やっぱりマッターホルンは雲で見えず。こんな中で突撃したら滑落確実でしょうね。
f:id:hk-trekker:20180514115226j:plain


7:00過ぎにガイドからリッフェルホルン登山に関するメールが。


簡単に言うと「無理!」って書いてました。


完全に終わった。

やることないので、今まで行っていない方面の観光へ。
f:id:hk-trekker:20180514115300j:plain


風雨で寒くて仕方がないので早々に撤退。
f:id:hk-trekker:20180514115342j:plain


お土産を買って荷造りして部屋でビールを飲むだけ。


セール品で買ったTシャツやらフリースやら。
f:id:hk-trekker:20180514115420j:plain


スイスワイン。
f:id:hk-trekker:20180514115457j:plain


半ばヤケクソ気味にマムートでセール品になっていたハードシェルも買っちゃいました。


夕飯の写真もまともに残っていない有様w

9th Aug. 2017, Zermatt Day5

8月9日 曇り

マッターホルンには相変わらず雲がかかっている。朝はまたまたパスタ。


マッターホルン登頂に備えて全ての装備を整えアルパインセンターへ。果たしてマッターホルンへのアタックはなるか!?
f:id:hk-trekker:20180514114756j:plain



「昨日までの悪天候で雪が積もってしまい、雪が解けるまでは閉鎖です。登れるのは来週月曜日以降ですねー」




完。
hk-trekkerの次回作をお楽しみに!!




この時点で今回の旅行の唯一であり最大の目的を失ったことに…



じゃあ、せめて次回に繋がるようなトレーニング登山だけでも何とかならんか??と交渉、夕方にまた来ることになりました。
悔しいのでヘルンリ小屋まで行ってくるわとアルパインセンターの事務員に言い残し、マッターホルンアタックの拠点地であるヘルンリ小屋まで向かう事に。

我々が失意のどん底に落ちている時に隣のカウンターで同じような話をしている人がたまたま日本人で、アルパインセンターの外でお互いを慰め合うように会話をしました。
その方は自分たちよりも前にツェルマット入りしていたにも関わらず結局登れずという状況で日曜日にブライトホルン、一日休養でマッターホルンの予定だったがその休養日(月曜日)が結果的にマッターホルンに登れた唯一の日だったと…ブライトホルンから直接ヘルンリに向かえば良かった!と悔やんでいました。


ヘルンリ小屋までは、ツェルマットからゴンドラでシュヴァルツェー駅まで移動、そこから徒歩で約2時間弱。意図的に休憩無しのハイペースで行ったので1.5時間弱でヘルンリに到着。小屋までは大したこと無いトレッキングルートです。北アルプス行ってるような人であれば楽勝。犬連れている人もいたしね。


小屋は何年か前に改装されており非常に綺麗。あぁ、泊まりたかったよ。悔しいので山小屋Tシャツ買いました。
f:id:hk-trekker:20180514114843j:plain
f:id:hk-trekker:20180514114910j:plain


ツェルマットまで戻り、時間があったのでアルパインセンターの隣の店で時間つぶし。17:00を待ってセンターへ。


確認の結果、幾つか候補にしていた場所は軒並みNG、高度の低いリッフェルホルンだけ明日朝のコンディションで判断することに。候補地と確認結果は以下の通り。
・Breithorn(Half traverse):NG
・Pollux:NG
・Riffelhorn:保留

ちなみにマッターホルンへのテスト登山はこの山のどこか、大体ブライトホルンのハーフトラバースみたいです。

今はテスト登山必須ではなく、必要条件を満たしていればテスト登山不要みたいです。アルパインセンターで会話した限りではクライミングスキルは最低でもUIAA準拠でGrade II以上。おおよそ前穂北尾根レベル?。ただし日本の山で説明しても全く通じないのでそこだけは注意を。あとはアイゼン着用登山の経験必須。


せめてどこかには登りたいものの、天気予報見る限りでは厳しいかな…と思いつつ就寝。