厳冬期赤岳稜線上で脱落させたアイゼンがまさかの手元に戻ってきましたよ
インターネットの力ってすげー!!って話です。
1月末に単独で赤岳に登ったんですが、頂上から下山中に片方脱落させてしまいました。その辺の経緯はこちらを参照。
hk-trekker.hatenadiary.jp
簡単に言ってしまうと
- ヤマレコで赤岳稜線上でアイゼンの片方だけ落ちていたという書き込みあり
- その一週間後にその片方のアイゼンを拾って持ち帰ってきたという人がインスタ上で現れる
- 拾い主とコンタクトを図ったところ、着払いでアイゼンを送ってもらえることに
- アイゼン手元に戻る
です。
話が終わってしまったwwww
でも、これって凄いことですよね。
マイナス20度、風速25m/sの標高2,500m以上の場所で落としたものが持ち主の元に戻ってくるってことですよ!!??
当然ながら名前なんか書いて無いですし、何の特徴もない定番のグリベルの12本爪アイゼンですよ。それを見つけ、尚且つ拾った人がいるってことですよ!!??
極力重量を減らして行動するような環境下で重たいアイゼン拾っただけでもすごいことですよ!!??
しかも、その拾った人と落とした人は全く知り合いでも何でもないのに、SNSを通じて繋がっちゃうんですよ!!??
実は新しいアイゼンを買っちゃった後に手元に戻ってきたという微妙なタイミング…でも、このアイゼンは思い出の品としてずっと手元に置いておくでしょうね。
インターネット黎明期から接している人間ではありますが、その歴史の中でもネットの力の凄さを一番感じた出来事でした。